片桐みかんの日記

感じた事や、伝えたい事をおもいつくまま書いてます。

「三毒」を捨てる 禅の言葉

こんにちは。

今日は禅、シンプル生活のすすめ 枡野俊明 三笠書房の本の中から紹介します。

仏教には「三毒」というものがあります。物理的に飲んだりする毒ではなく、欲望や煩悩を毒にたとえた教えです。

三毒」とは、「貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)」の三つ。

まず「貪」とは貪りの心です。何でも欲しがり、ひとつを手に入れてもなお欲望が尽きない心。「瞋」というのは怒りの感情を言います。ちょっとしたことで怒りを覚え、それを表に出したり、誰かにぶつけたりすることです。そして三つ目の「癡」とはおろかさのこと。常識や道徳を知らず、教養が欠けている状態です。

この「三毒」に支配されている限り、人間は安寧な生活を営むことはできません。

 

禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫)

禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫)

 

 「三毒」自分の心にも潜んでいないかチェックしなくてはと思います。

欲望や、怒りには歯止めが必要ですね。

”「三毒」がちょつと顔を出したときには、呼吸を整え落ち着かせてみてください。そうすると三毒は頭まではのぼってきません。”と枡野俊明さんは書いています。

自分の心が平原の風のように心地よく吹いていたなら、三毒は顔を出さないでしょうが、心がざわつく原因が何かわからないとき、心はバランスを失うのではないでしょうか。

何かを貪るように買い物をしてしまったり、そんなに怒らなくてもいい場面でも感情が高ぶり押さえがきかなくなったりするのかなと思います。

心の平穏は自分の心がもたらすとはわかっていても、動揺してしまうものです。

自分の心ほど厄介なものはないと私は思っています。

そんな時には、心を落ち着かせる方法を模索しながら本を読んだり、人の話に耳を傾けるようにしています。

禅の言葉は心の奥にある抜けない針を一本一本抜いていってくれているような気がします。

皆さんはどう思いますか?

今日も1日頑張りましょう!