こんにちは、桜吹雪が舞い、散り際の切なさと、潔さを考えるそんな今日この頃です。
渡辺和子さんの本の中に、「置かれた場所で咲きなさい」があります。
その本に書かれていたことを紹介したいと思います。
時間の使い方は、そのままいのちの使い方になる。
待つことで、心にゆとりができると気付いた時、生きている「現在(いま)」は、より充実したものになる。
エレベーターに乗った時、無意識に「閉」をボタンを押している自分に気付き、「4秒すら待てない私」でいいのだろうかと思われたそうです。
私もいつも忙しくしていて、エレベーターに乗ってもすぐに「閉」を押しています。それも当たり前のように。
時間は誰にでも平等に24時間が与えられています。でも、その使い方は様々です。
速くてくてさばけることが良しとする私がいる反面、速さとは反比例してゆっくりと向き合う時間を必要とすることもあります。
私は高齢者の方を相手にして仕事をしていますが、高齢者の方は食べるのもゆっくりで、歩くのも、そしてトイレも時間がかかります。時間ばかりを気にしていたら、イライラが募るばかりでストレスを感じてしまうでしょう。
私はあわてんぼうで、すぐ焦ってしまいます。その中で失敗も沢山しました。
子育ても同じです。「早く、早く。」といくら言っても子供はマイペースで、それにイライラしても結局は子供が終わるのを待つしかないのです。今振り返れば簡単に答えが出るようなことにも、目の前の問題の一部しか見ていなかったように思います。
時間の使い方、一分一秒大事に使ってますか?
私「いいえ」どれだけ無駄に使っていたことか。
「いのちの使い方になる」なんて重いメッセージでしょう。
待つこと、待つ時間、あれもこれもと焦る時ほど、ふーっと深呼吸して時間と折り合いをつけ、いのちの時間を大切にしていきたいと思っています。
渡辺和子さん 1927年2月11日北海道旭川生まれ
1963年36歳の若さで岡山県のノートルダム清心大学の学長に
就任(1990年に退任)
2012年に発売した著書「置かれた場所で咲きなさい」が200
万部を超えるベストセラーになりました。
2016年12月30日、すい臓がんにより死去。89歳没。